先輩からのメッセージ
本研究室は、私が学部時代、卒業研究を開始したのと同時にサイクロトロン・RIセンター内で研究室内の研究テーマの一つとして発足しました。発足当時は研究室内でも新たな挑戦であり、仲間と悪戦苦闘しながらも、和気藹々と実験をしたことをよく覚えています。量子エネルギー工学専攻科に所属となった今では、金先生が船頭役となり、学生たちと多くの研究成果を国内外に発表している様子は、社会人になってから見ても、バイタリティあふれるすばらしい研究室と感じます。 また、青森県六ヶ所村では社会人学生との研究も活発に行われており、地域の高度な教育を力強く支えている姿も、本研究室の社会への強い責任感の表れであると思います。
震災後、社会では使用済燃料から発生する放射性廃棄物が大きな問題点であると 取り上げられることが多くなりました。放射性廃棄物の処理の合理化や、廃棄物中に残る有益な放射性物質の分離は、社会の抱える問題を解決に導く重要なアプローチの一つです。今後とも、社会と向き合った研究を推進し、研究室がより一層発展することを願っております。